覚醒

昨年のゲリー・ボーネルさんのワークショップで聞いた話です。
ある人がファミリーレストランで食事をしていたとき、突然覚醒したそうなんです。
すると、膨大な情報が流れ込んできて、レストランにいた“全ての人”との自分との関係がわかって、ひとりひとりに駆け寄って、あのときはありがとう！！とか、挨拶をして回りたい衝動に駆られたのだそうです。
あのとき、というのはもちろんどこかの過去世で、ということなんですね。
もちろんそんなことをしたらみんなびっくりしてしまうのでしなかったわけですけれど･･･

レストランで覚醒、というのは初めて聞いたのでおもしろいな～と思いました。
そして、わたしたちはどこにいても、必ずご縁のある人たちに囲まれているのだと思いました。

さて、わたしは先週の土曜日、箱根湿性花園というところに行ったのですが、箱根湯本で電車を降りてバス停に着いたとき、ひとりの男性がわたしの前にいました。
やはり湿性花園に行くと言って、わたしも同じだということがわかると、よかったらご一緒してもいいですか？とわたしに聞いてきました。
向こうもひとり、わたしもひとりだったからだと思います。
一瞬困ったな～と思いました。
わたしは一日そこでの～んびりと植物や生き物を眺めながら過ごそうと思っていたんですね。
わたしはこんな風に過ごすつもりなので･･･とやんわり断ると、決してうるさく声をかけたりもしませんし、あなたの邪魔はしませんから、と言うんです。

わたしは、ああ、きっと以前ご縁のあった人で何かここでバランスをとることになっているのだろうな、と思いました。
なので、いいですよ、と言って、ゆっくり一緒に歩いて、ときにはベンチで休んだりしながらいろんな話をしました。
結局帰りは小田原までご一緒しました。不思議な一日でした。

この頃は会う人ごとに、どこかでご縁のあった人、と思うようになりました。
一緒にいる時間をとにかく楽しもう、と思っています**